【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第6章 松野家流おもてなし
私は
「ちょっとまってくださいね」
とだけ言うと目をつぶり
着替えから戻って来た時の歩き方と
今入れ替わった時の歩き方で大体のめぼしを付けた後
入れ替わる6人を頭の中で一人ずつ目で追った。
あぁ、大丈夫だ、分かった。
そしてほぼ100%あってる。
「右から、チョロ松さん、一松さん、トド松君、カラ松さん、おそ松さん、十四松さんでどうですか?」
と、自信気に笑う。
数秒の間の後。
「まじでか!?」
「こんなことが・・・」
「初対面で僕らを当てた!?」
「すっげー!柚葉ちゃんすっげぇぇ!」
「え?!なんで!?完璧なはずだったのに!」
と思い思いのことを口にした。
・・・一人を除いて。
やばい。
やりすぎたかな。
バレたかもしれない。
一松さんは私とじっと目を見て
何かを考え込んでいる。
目を。
目を、そらさなちゃ。
そう思うのに、なぜかそらすことが出来ない。
見透かされそうだ。
バレてしまうかもしれない。
「どうした一松!
驚きすぎて声も出ないのかー?」
一松さんはハッとした顔をして
べ、別に・・・と、バっと顔を背ける。