【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第4章 トド松
あぁ・・・
話す気は、無かったんだけどなぁ。
「あたしね、今日の午前中、彼氏と別れたの」
自然と顔が俯く。
「えっ・・・?」
戸惑いを隠せてないトド松君。
そりゃぁそうか。
いきなりこんなこと言われてもって感じだよね。
気付けばもう、誰に話すでもなく
箇条書きを読み上げるように今朝方の出来事を話していた
昨日の夜、冬夜と会う約束をしてたこと
バイト終わりに迎えに来てくれるって言うから
待ってたけど来ないし連絡も取れなかったこと
心配になって冬夜のマンションまで行ったこと
マンションには誰もいなかったから
とりあえず合鍵で中に入って待ってたこと
待ってる間にウトウトしてしまってソファで寝てしまったこと
女の喘ぎ声で目が覚めて周りを見たら
冬夜と知らない女が繋がってたこと
パニックになって鞄を持って部屋から逃げたこと
逃げる直前に知らない女が勝ち誇った顔でこっちを見ていたこと
部屋を出る直前、「二度とくんなよ」と言う冬夜の声が聞こえたこと