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【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】

第2章 出会い


「訳、聞かせろよ。
それまで手は出さないでやるからよぉ。」


あーぁ。
みんなこっち見てるじゃん。


そんなこと、どうでもいいんだろうなぁ。


そんであたしは今きっと涙目な訳で、
直樹はもうブチ切れちゃってるから。

ハタから見ればこれは・・・
突然切れた直樹に怯えるあたし?

みたいに見えてんのかなぁ。


「直樹、ここ、お店だから。
一回、外出よう。話すから。」



直樹には泣き顔なんか見られたくなくて。

だって合コンであったこと、きっと冬夜に話すんだから。


あたしが泣いてたことも言うんでしょう。


そんなのは耐えられなくて意地でも顔は上げなかった。


でも。

冷静に返事したことも。
顔を上げないのも。

直樹は癪に障ったらしい。

「おい柚葉、なめてんじゃねーぞ!!」


立ち上がってた直樹
俯いてるあたし

あたしの視界には直樹の下半身が映ってて。

降ろされていた手がグーで振り上げられたのがわかった。


あ、殴られる。
あーでも、ここで抵抗するとまた逆なでしちゃうなぁ。


なんて、手が振り上げられた一瞬の間に考えて
そのまま殴られるのを選んだ。
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