第8章 人間の街へ
街へいくと早速酔った武士を見かける。
その武士は街ゆく女どもに絡んでいた。
『おい。』
『あぁ?なんだお前女の格好しやがって』ケラケラと笑う。
俺は女の服のまま。言われてもしょうがない。
『顔も女見てぇだなぁ』けらけら
『うるさいなぁ。汚いやつは死ねよ』そうつぶやくと俺は。
一瞬のうちにそいつを殺した。
人を殺してしまえば善意なんてすぐに吹っ飛ぶ。
まぁ。善意なんてはじめからなかったのかもしれない。
俺の前に真っ赤な。綺麗な花が咲く。
『こっちの方が綺麗だよ』少し微笑んで俺は言った。
俺は死んだやつの胸元から財布を取り出し、服を買うことにした。