第2章 *トド松×Ω*(カラトド)
看護師に案内され、今度はトド松が点滴を受けている部屋に移動された。
医「再検査させていただいたところ、やはりΩ性という結果が出ました。やはり、Ωで間違いないかと...」
場が一気に静まった
まさかのまさかだな...
俺たちは今までずっとαだと思ってた。
父さんや母さんは知ってたんだろうか。
...知らないはずはないよな。
というか、どうしてトド松は、俺たちに黙ってたんだ?
俺たちがαだからか?...
看「それでですね、松野さん、貧血と同時に栄養失調も起こされていて...、1日入院しなければいけないので、今日はもう帰られて結構ですよ」
チ「...わかりました。また明日来ます」
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病院の帰り道。
俺たちは何も話さずに帰った
話したいことなんてたくさんあった。
けど、話せなかった
きっとどこかで気づいてた
トド松だけは違うって
その沈黙の帰り道、もしかしたら俺以外のやつみんな、トド松に惹かれているのかもしれない、...そう悟った。
おそ松はトド松に告白するって
番になるって言ってた
俺は、それでいいのかよ...?
...いいワケないに決まってる
じゃぁ、俺は何がしたいんだ?
今日言おうと思って言えなかったこと
トド松に一番先に伝えなきゃいけないのは
おそ松でもなく、
チョロ松でもなく、
一松、十四松でもなくて、
俺だ
きっと トド松を俺のものにしてみせる
ありがとう、おそ松
やっと決心ができたぜ
待ってろよ、マイスイートハニートド松!!!