白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第4章 蝶の羽根に触れる時
【俺は姫凪が好き】
気付いたのは結構遅かった
姫凪に告られるよりは
前だったけどな
きっかけは、そう____
バレー部に入りたての
練習試合の時だったかな?
あいつが音駒の体育館に
来た時だった
高一の初夏。
音駒高校 放課後
「黒尾くーん!
試合出るんでしょー♡
応援行くねー♡」
「あ!私も!差し入れしたげるー!
ねぇ?何がいい?
好きなモノとかないの?」
「クロ〜!試合勝ったら
祝勝会しよ♡私の家で!(笑)」