白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第13章 蝶を誘う華
分かる。
たったそれだけでも
全然良くなってなんかない
「まだ熱あンだろ!
いい加減意地張ンな!このバカ!」
まだ火傷するほど熱い手を
引っぱり強引に
ベットに引き上げる
『…熱なんか…ナイ…
平気だから…離し…ひゃあ……!』
あ、ヤベ。
意地張るのがムカツイて
「熱ねぇんだよな?
じゃあ、この、熱いのは?
息上がってハァハァしてンのは?
興奮してンのか?
本当に元気なら抵抗してみろ?
元気なのに抵抗しねぇなら
このままヤっちまうぞ?」
抑えつけちまった…
この体制やばい。