第12章 新たな華は眩しく誘う

「電話…研磨だろ…
お前は…研磨の…だろ…
早く………」

合った目が悲しく縁取られて

「行くな…どこにも…
今日だけは…俺のに戻って…」

優しいキスが振ってくる　　

『痛いよ…鉄朗……』

力一杯抱き締められて
あちこちに綺麗な華が咲く

「悪ぃ…今日は優しくだもんなァ…
愛してる…もっと
愛させて…姫凪……」

『ん、愛して…鉄朗…好き…』

鳴り続ける振動に
二人で耳を塞ぐ様に
唇を身体を貪った