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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第10章 華は散り蝶は翔び立つ
「姫凪…ン……ッ!」
呼んだ名前は
唇で掻き消される
押し付けられた唇
え?姫凪…じゃない?!
開いた途端
目の前が真っ白になる
ウソだ。
夢なら覚めろよ。
「鉄朗の気持ち嬉しいよ」
なんでお前なんだよ
アンナ………。
「……帰れよ…
俺が好きなのは…」
「あの子、かな?」
一気に押し寄せる
ザワザワした感覚
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