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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第9章 堕ちゆく蝶


優しく優しく
何度も私を呼ぶ声だけ

吐き出すモノが無くなっても
立ち上がれない

研磨…待ってる…よね…
早く出て行かなきゃ

「姫凪トイレ終わってる?」

コンコンとノックされたドア

『え?うん。立てないだけ
って研磨…ここ女子トイレ…!』

その向こう声に応えると

「知ってる。
バレたら大変だから…」

シレッとした
研磨の声

『うん…出るから…外に…』

「そっち行くドアにへばりついてて」

え………?えぇ?!

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