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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第9章 堕ちゆく蝶


「クロ…ごめんね
連れて行く」

研磨と手を繋いで森然の長階段を
駆け昇った
足も腰もガクガクする
胃の中でさっき飲み込んだ
欲が暴れて気持ち悪いよ…

『研磨…ごめ…吐き…そう
待ってて………』

トイレに駆け込み
胃の中の物を衛生陶器に
吐き出す
胃がチリチリ痛い

鉄朗…助けて…
苦しい…よ

無意識に浮かぶ鉄朗の影
でも………

「姫凪…
…姫凪…」

私の耳に届くのは
研磨の声
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