白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第8章 その華の毒に蝶は甘く酔う
一歩踏みしめる度に
涙が落ちる
墜ちてくる蝶を
待ちわびてる自分が
情けない
一瞬でいいんだ。
一瞬でいいから
クロを姫凪から
追い出したい
おれでイッパイにしたい
例えその後
またクロでいっぱいに
なったとしても
その一瞬で
捕まえる
キミのココロを閉じ込める
一瞬で十分………
ミスらない。
その為の覚悟は
もう出来てる
暗い夜道に涙の粒を落として帰った
戻る事の無い道に
足跡を残す様に
ポタリポタリと
罪の証を残す様に。