白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第36章 華と蝶と満ちる月ー華蝶番外編ー
木兎にド正論パンチ食らうとは
思ってなかっただけに
久々にガツーンと来た。
「…普通にカッコイイとか
思っちゃったわ…」
ボソリと呟いた俺に
「当たり前でしょう?
ウチのエースですよ。
で?黒尾さん。
どういった了見で
そのチビ…ンンンッ!
背丈の可愛らしい人と
これみよがしに仲良くしてたんですか?」
「ナナは可愛いけど
腰振る程は節操無しじゃないよね?クロ。
そこで月島に詰められてる人と
何か関係あるのかな?」
トゲトゲコンビが
詰め寄って来る
チラリと視界の端には
ツッキーに睨まれて
泣きそうになってる
明光くんとオロオロしてるナナ
「あっちの心配してる場合?
ほら、さっさと吐いちゃえば?」
「そうですよ。
俺らが納得するまで
行かせませんよ」
俺は黒いオーラに迫られて
「わ、ワカッタ!!
言っとくけどクソダセェかんな!」
言いたくもなかった
恥ずかしいこれまでの経緯を
全て吐かされてしまった