白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
まさか朝イチ見るはずもないと思ってた
光景に掠れた声を上げると
「おれは木兎サンに
無理矢理叩き起こされて
来ただけで
来たくて来たわけじゃない。
姫凪をお風呂場に
安全に運搬する役。
木兎さんや赤葦には
任せられないから」
研磨はアクビを繰り返しながら
俺の布団でゴロゴロする
木兎を睨む
「…だろうな…って!
赤葦!赤葦はどこ行った!?
まさか覗き…」
「するわけないでしょう。
覗かなくても知ってますし
朝御飯買いに行かされたんですよ
全く…迷惑な…
俺は放課後で良いって言ったんですけど…」
部屋に入って来た赤葦も
木兎を睨む
木兎の仕業か
ここはコイツらを代表して
説教を……