白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
「…姫凪…
起きた…か?
ん?なんかデカくね?」
何度も重なり
いつの間にか二人で夢に落ち
寝ぼけたまま引き寄せた身体は
「いやーん、黒尾くんてば!
朝から色気ムンムンなんだからーぁ」
ゴツゴツ骨ばり
耳に届く声は低く太かった
「はぁ!?
木兎!?なんで居る!?
姫凪!姫凪どこやった!」
まさか夢オチ!?
ガバッと起き上がると
「姫凪ならお風呂。
チャント入って寝なよね。
朝風呂させて風邪引いたら
クロのせいだから」
ゲーム機を弄りながら
研磨が俺を睨んでる
いや、それお前が言うか?
朝シャンさせまくってたろ?
…じゃなくて!
「なんでお前らがここに!?」