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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第34章 ここで咲く意味を見出す笑み


ウソじゃない
黒尾さんが我慢堪らず飛び出して
すれ違ったらシャレにならない

冷静にカッコよく纏められても
なんかシャクだ

かっこ悪く必死に
取り乱して
そのままをぶつければ良い

あの二人には
それくらいの勢いが
ちょうどいい

情けないくらい
かっこ悪いくらい
お互いがお互いを想ってるって
ぶつかりあって

ちょうどいいんだよ

ここまでの経緯を聞いた二人が
納得して
電話を掛けようとしてた
手を止める

今頃二人は…
どんな顔して向き合ってるだろう

そんな事を考え
まだ少し疼く胸を抑え

「赤葦、帰るぞ?
冷やかしは
また今度だ」

「そうですね」

孤爪の部屋を出る
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