白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第34章 ここで咲く意味を見出す笑み
「星、あんま出てないな」
「そうですね」
「なんだ。
チャント上見れてんのかよ
男前か!」
「木兎さんには敵いませんよ」
「俺、カッケー?!
最強!?ヘイヘイヘーイ!」
「うるさいぞ!誰だ!」
苦情に飛ぶ様に走って逃げた
帰り道
真ん中に小さな蝶は
もう居ない事に
嘆くだけの華も
もう居ない
「姫凪、笑ってっかな?」
「そりゃそうでしょ
でないと、ここまで頑張った
俺はどうなるんですか?
これで駄目なら
力ずくで閉じ込めますよ」
「…だなっ!
さぁて!また肉詰め込まなきゃなー!」
「…縁起悪いのでパスで」
「裏切り者っ!」