白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第29章 華を蝕む闇
踏み込んで来ようとする
女子を言葉で突き放し
自分の分のジュースのみ購入して
その場を離れようとした時
「ちょっと!酷くない!?」
どこかで見てたのか
女子が飛び出して来て
俺の腕を掴んだ
「女の子に対して
そんな言い方ないじゃない!
チョットかっこいいからって
調子乗ってる!?」
俺を誘った女子は
打ちひしがれて俯いてる
それについて俺を責める女子
何を言われても
何にも感じない
だけど
「触るな!!
何も知らないくせに
勝手に摺り寄って来たのは
その人でしょう?
ウンザリなんだよ!」
この不快感は
耐え難い