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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第29章 華を蝕む闇
柔らかい掌も
近くなる女の匂いも
吐き気がする…
「メス猫の匂いを振りまいて
俺の側に寄るな…
今度近付いたら
もっと傷付けますよ?
その人もアナタも。
では、金輪際サヨウナラ」
思いっきり
腕を掴む手を振り払って
走り去り
体育館脇で
座り込む
最近少しマシにはなって来たと
思ってたんですがね
直接触れられたり
近過ぎると厳しいみたいだ
息が詰まる
苦しいです
タスケテ
「姫凪…さん…!」
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