白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
帰りの新幹線は
皆泥の様に眠って
気付いたら見慣れた駅の風景が
窓の外に広がってた
軽くミーティングして解散
でも俺はまだ帰るわけには行かない
それは研磨も…
「研磨ァ、姫凪の所…」
「はぁ?体力ゼロなのわかるでしょ?
一人で行ってよ」
はい!?俺だけで!?
驚いて一気に目を開いて
研磨を見ると
「頼まれたのクロだし
お弁当のお礼とかは
また今度ユックリ言いに行く」
アクビをしながら
背を丸めて目を擦りながら
帰って行ってしまった