白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
シャンプーもボディーソープも
あの頃と変わらずで
姫凪の使ってた
洗顔クリームも歯ブラシも
そのままで
ヒョッコリ泊りに来てくれそうなのに
それはもう叶わない
いっその事捨ててしまおうか
色違いの歯ブラシも
お揃いのタオルも
パジャマも
俺のだけくたびれていくのなんか
見てらんねぇもんなァ…
頭を洗うと
嗅ぎ慣れたシャンプーの香り
さっき姫凪からした香りを
思い出して
目を閉じ忘れ
「…ッ!目に入った…」
やらかした感満載。