白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
"そんなわけない"
そう言いたかった心が
木兎に絡みつく姫凪の匂いで
「…だったら?」
死んでいく
言うな、黙れよ俺。
ここで邪魔したら
また繰り返す
あの時は
言い方悪いけど
研磨の策略もあった
姫凪の気持ちが俺から
離れる様に計画されてた
でも木兎は
そんな策略も計画もなんもしてない
ただ真っ直ぐに
姫凪を想って
姫凪を手に入れたんだ…
そんなお前に
俺がどうやって
太刀打ち出来んだよ
お前なら邪魔するのか?
しねぇだろ?