白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第1章 蝶と俺の輪舞
部屋の扉の閉まる音
トタトタ聞こえる足音が
小さく小さくなって
重い扉が閉まる音
「また…ヤッちまった…
クソ…忍耐力なさ過ぎ…」
姫凪の匂いの残る
ベットの上
大きなため息に
笑いが混じる
変わってないのに
変わったフリするの
いい加減疲れた
俺は潮時を探してた
姫凪を諦める
潮時を。
そんなアッサリ見つかる位なら
悩んでなんかないのにな
ダッセ…
アイツが絡むと
なんでこんなに
女々しくなんのかね
言えないよなァ?
まだ好きなんて。