白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第2章 おれと舞う蝶
研磨side
おれはずっとキミを見てた
ヒラヒラ華麗に舞うキミを
おれはキミが欲しかった
その羽根をもぎ取って
おれの籠で飼いたかった
ずっとずっと
待ってた
キミの羽ばたきが弱るのを
伸ばした指に止まるのを
おれの蜜は甘くて優しい毒
舐めたら羽根は動かない
ごめんね
お詫びに
自由をあげる
好きな華と
戯れたらいいよ
時間も笑顔も身体も
キミの好きに使えばいい
でもココロだけは
おれので居て
ごめんね
キミの隣は譲れない
例え誰を傷付けても___。