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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第19章 ふわりココロに止まる蝶


後ろで姫凪さんが動く度に
姫凪さんと俺の匂いが
混ざって背中越しに香ってくる

人の香りと混ざり合うのは
苦手だった
身体を貪られる時間を思い出すから

だから触れられるのは
嫌いで触れるのも嫌いだった

それなのに…

「どうしてでしょうね?
嫌じゃない。
アナタ、なんなんですか?」

振り返り
そっと頭を撫でてみる
少し湿った髪の毛から
木兎さんと同じシャンプーの香り

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さっき見た光景

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