第16章 あなたに
千鶴「皆さーんお待たせしました
お部屋に入ってもいいですよ」
平助「よっしゃ一番乗りだ」
新八「待て平助!俺が先だ」
左之「やれやれ、慌ててこけるんじゃねえぞ」
近藤「トシ俺たちも行くぞ!」
土方「頼むから皆静かにしてくれ」
溜息を吐きながら千鶴と一緒に歩いていく
千鶴「皆さん楽しみにしてたから仕方ないですよ
それより、土方さん部屋についたら皆さん驚きますよ」
クスクス笑う
萩の部屋の前に驚いた顔をして平助たちが立っている
土方「何やってんだお前ら。部屋の入んねえのか?」
左之「土方さん子供が2人いるように見えるんだが」
新八「左之にも2人に見えるのか!
じゃあ俺の目が悪い訳じゃあねえな」
平助「も、もしかして・・・双子か?」
近藤「双子・・・・・た、大変だ!?着物をもう一式分揃えなくては!
そうだその前に、男かそれとも女かどっちだ?」
総司「両方ですよ近藤さん。」
萩「男の子が総真(そうま)で女の子が司彩(つかさ)です」
近藤「総真と司彩・・・2人で総司になるな」
萩「はい、総司からもじりました
皆さんこれから、総真と司彩を宜しくお願いします」
総真、司彩「あぅー」
近藤「もちもんだよ。こちらこそ宜しく」
平助「ちぃっせえなー。触っても平気か?」
萩「うん。」
そっと手を突くとギュッと平助の指を握りしめる
平助「わっ!すげー結構力あるな」
総司「総真そのまま引っこ抜いていいよ」
平助「怖ぇーこと言ってんじゃねえよ」
あはははと楽しそうに笑う総司を見る
土方「まさかいきなり2人も増えるとわな賑やかになるな」
千鶴「はい。可愛いですね」
萩「千鶴も土方さんの子供産めば?」
千鶴「えっっ!?」
土方「はぁぁ!?」
新八「そりゃいいな」
近藤「うーん、トシと千鶴君の子供・・・・
可愛いだろうな」
左之「予定はねえのか千鶴?」
ニヤニヤしながら話を振ってくる