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薄桜鬼 あなたに逢いたい 

第10章 稽古


平助「いや、あの・・・」

萩「もう、しょうが無いな~今回だけ特別だよ?」

ギュッと頭を抱きしめなでる

平助「わっ///ちょ、萩!!」

萩「これで我慢してね?」

よしよしと頭をなでる

萩から抱きしめてくれたしちょっとくらい良いよな?
と思い平助は腰に手を廻して抱きついた
その瞬間背筋にゾワッと悪寒が走る

?「平助・・・・覚悟はいい?」

平助「!!!」

いつの間にか萩の背後に総司が立っていた

萩「あっ!おかえりなさい総司。どこに行ってたの?」

平助から離れ総司に抱き着く、平助は青くなって固まっている

総司「ただいま萩ちゃん、ちょっとした野暮用でね。処で何してるの?」

ギュッと萩を抱きしめ返す

萩「たまたま道場に来たら平助君達がいてね平隊士の皆と稽古してたの」

平隊士「全員でかかって行きましたが惨敗でした」

頭を掻きながら答える

萩「折角大人数で来るんだから連携取らなきゃダメだよ」

わかった?と微笑みかける

平隊士「はい。それで我々の後に藤堂組長と1対1の勝負をしました」

一「平助の後に俺とも手合わせをして貰っていた」

平隊士の言葉に一は付け加える

総司「へぇーじゃあさっきのは何?」

ビクッッと震える

一「先ほどのは萩からの褒美らしい」

総司「褒美?」

意味が分からず首を傾げる

萩「うん。勝負に勝ったらご褒美あげるって約束したの」

総司を見上げにっこり微笑む

総司「平助が勝てるわけ無いよね?」

一「ああ、三段突きで負けた」

総司「平助・・・」

平助「はいぃぃぃ!!」

冷や汗を流しながらビシッと背筋を伸ばす

総司「次はないって言ったはずだよね?」

殺気がこもった目を平助に向ける

萩「総司なんで怒ってるの?弟の頭撫でただけだよ?」

はぁ!と驚き総司は萩を見る

平助「えっ?お、おと・・うと・・?」

萩「うん平助君は頑張れって応援したくなる弟だね!」

俺は弟?男に見られてない?嘘だろ!?

ハハハハッっと肩を震わせ笑う

総司「弟・・・弟か・・・残念だったね平助、弟だってさ」

うな垂れる平助、笑う総司を交互に見て首を傾げる
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