第10章 稽古
一「それで俺への褒美の件だが」
総司「一君は勝ったの?」
クククッとまだ笑いながら一に聞く
一「いや、引き分けだ」
居合で2人の木刀が砕けたと説明する
萩「何がいいか決まったの?」
一「ああ、また手合わせをしてくれるか?」
萩「うん解った!喜んで手合わせするよ」
一「萩との手合わせは驚く事や学ぶ事がある」
フッと口元に笑みを浮かべ。また手合わせよろく頼むと去って行く
総司「一君が笑うの珍しいね。萩ちゃんとの手合わせがそんなに楽しかったのかな?」
萩「一君は強いからね手合わせ楽しいよ」
総司「そうだね一君“は”強いからね、ねえ平助?」
落ち込む平助に追い打ちをかける
平隊士「と、藤堂組長そろそろ巡察の準備をしないと!」
さあ、行きましょう!と落ち込む平助の背を押し去って行く
総司「あはは・・かわいそうに平助、弟だって」
笑いすぎたのかゴホッゴホッと咳き込む
萩「大丈夫?」
総司「大丈夫だよ。あぁー笑った笑った🎵」
ふぅーと息を吐き呼吸を整える
総司「萩ちゃん運動の後に甘味なんてどう?お団子買って来たんだ一緒に食べよう」
萩「食べたい!嬉しいありがとう」
ぱっと笑顔になる
総司「じゃあ、僕の部屋に行こうか」
総司と手を繋ぎ歩き出す
萩「わぁーたくさん買ったんだね」
総司「迷ってねあったのを1本ずつ買って来たんだ」
これ!っとお団子をとり頬張る
萩「甘辛くて美味しい!」
総司「こっちもどうぞ、はいあーん🎵」
萩「えっ//あ、あーん//」
照れながらも口を開ける
総司「どう?美味しい?」
萩「うん//甘くて美味しい・・」
総司「僕も味見しようかな?」
ペロッと唇を舐める
萩「っ!そ、総司」
頬を包み込み口内を貪るように深く口づける
萩「っん..ふぅっ」
総司「萩・・・愛してるよ」
首筋に顔を埋めて吸い上げるとチリっと痛みが走る
萩「私も・・愛してる総司・・」
総司の指先が肌を暴いてゆく。腕に抱きしめられて体も意識も・・・何もかもが飲み込まれていく
お互いの体をきつく抱きしめあったのだった