• テキストサイズ

薄桜鬼 あなたに逢いたい 

第6章 約束の印


土方「兎に角、千鶴はだれかの小姓に・・・」

左之「誰かのじゃなくて土方さんの小姓でしょう?」

新八「そうそう、責任とって引き取ってくれよ!」

黙って聞いていた2人がここでにやにやしながら口を挟む

平助「それじゃあ、萩は俺の・・・」

総司「ひめちゃんは僕の一番組に入れるからね」

平助の言葉を遮るように言うと

土方「いいだろう。一番組の副組長として入れ但し男装はしてくれよ」

萩「はいっ!総司よろしくね」

萩が嬉しそうに総司に微笑む姿をみて平助はガックリ肩を落とす

左之「総司が相手だと勝ち目は無いぞ?」

新八「まぁ、せいぜい頑張んな!」

クククッと笑いながら平助の背をたたき一緒に道場を後にする

解散となり土方は千鶴と、皆はそれぞれ部屋に帰る

道場に残ったのは萩と総司

萩「また総司と一緒にいれるなんて嬉しい!」

総司「僕も一緒にいれて嬉しいよ。ひめちゃん」

萩「萩って呼んでほしいな・・・」

恥ずかしそうに俯く

総司「萩」

萩「・・・はい」

名前を呼ばれてゆっくり顔を上げる

頬を包み込み瞼に軽い口づけを落とす

総司「萩必ず守ってあげるよ・・・」

そう言いながら今度は唇に口づけを落とす。後頭部に手を回し軽く自分の方へ引き寄せる、深くなる口づけは少し開いた唇の隙間から舌を滑り込ませる

萩「あ・・・、そ・・う・・じっ!」

口づけから解放され息苦しさから目もとに涙が浮かぶ

総司「約束の印だよ」

涙を指先で拭いながら約束の印をもう一度萩とかわす


/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp