第12章 頂上戦争
…やっぱり傷が深いおまけに傷が全然治らない。
だいぶ白ひげの体に堪えているように見えた。
麦わらの方は革命軍のイナズマによってつくられた真っ直ぐに処刑台に続いてる道を走っている途中だった。
あともう少しでエースの元へ辿り着けそう…。
誰もがエースの救出を確信していた時だった。
ドカーン!!!
あともう少しという時にガープが道に大きな穴を開けて麦わらと対立するような形をとった。
「…やっぱりそう簡単にはいかないよね?」
ガープと麦わらの力の差は一目瞭然。
これはちょっとまずいかな?って思っていた時だった。
麦わらの拳がガープに直撃した。
そのままガープは下へ落ちていく。
麦わらは今の衝撃で崩れ始めた道の瓦礫を足場にしてエースの元へたどり着いたのだった。
麦わらが手錠を外そうとした時、センゴクが光りだした。
「…つっ!まずいっ!!」
センゴクが能力を使っており、ボルサリーノによって手錠の鍵が壊されてしまった。
これは本格的にやばいっ!
センゴクの一撃で処刑台がガラガラと音を立てて崩れていく。
下には海兵たちが銃や大砲を構えてエースたちに標準を合わせている。
「エースっ…」
一緒に落ちていった執行人が何やら能力を発動して何かを作っているのが軽く確認できた。
…あれは、鍵?
その瞬間、海兵の撃った弾丸が3人に命中した。
「直撃した…?」
どうなったの?
爆煙で何も見えなかった。
呆然としたまま見ていると、炎で作られた白ひげのマークが浮かび上がった。
直ぐに煙の中に炎のトンネルができ、エース、麦わら、執行人の3人の姿が確認できた。
「…よかったぁ」
海兵は直ぐに追撃するもエースはロギア、麦わらはゴムということで無意味に終わる。
2人は息の合うコンビネーションで海兵を次々と倒していった。
「すごい」
そんな2人の目の前にクザンが立ちはだかった。
炎と氷がぶつかり合う。
エースの炎がクザンの氷をどんどん飲み込んでいくように見えた。
「流石は2番隊隊長。あの程度なら大丈夫か」
よかったと思っている時、今度は地面が揺れだした。
また地震かと周りを見ると、最後に出てきた船が平地を走っていた。
船にはスクアード率いる大渦蜘蛛海賊団がいた。
無茶をいたしますね、まったく。