第12章 頂上戦争
船から降り立った白ひげ日攻撃を仕掛けるも能力によって弾き飛ばされる。
海賊達は白ひげに道を開けようと海兵に突っ込んでいく。
包囲壁がまだ作動していないところを見ると、どうやらクザンの氷が分厚すぎてなかなか作動できないってところかな?
中将のジャイアントが白ひげを止めに入るもすぐ間に返り討ちにあった。
「おっとっと…」
おまけにさっきの地震とは比べ物にならない揺れがくる。
海兵達も地面に捕まっているのがやっとだった。
「…海が」
海が傾いている。
海と海が割れてマリンフォードよりも高い場所に海があった。
建物もガラガラと音を立てて崩れ落ちていく。
「なんて能力…」
暫くしてやっと落ち着いた。
その隙にと再び白ひげに向かった中将は直接能力を使われその振動が処刑台まで真っ直ぐ届く勢いだった。
「これはやばい」
すると、振動は処刑台に届く前に消えた。
煙の中からは私を含む4人の大将がいた。
「なっ、4大将⁉︎」
なーんだ、3人とも出てきたんなら私は別にいらなかったかな?
「さっさと包囲壁をはらねぇからだ」
「お前の氷のせいじゃろうが」
「お前が溶かせばいいよぉ〜、サカズキィ〜」
「どーでもいいけどさ、さっさとしないと海賊達が攻めてくるよ?」
現にそう会話をしている間にもどんどん海賊達は進んでくる。
すると、ゴゴゴゴッ!と氷を押し上げて包囲壁が発動した。
やれやれ、遅すぎるよ。
まったく。
海賊達は包囲壁を壊そうと必死になっているけどそんな簡単に壊れたら包囲壁じゃないよね?
大砲も並べて完璧だと思われたが…
「オーズのところだけ発動していない」
海兵の話を聞けば、オーズの血によってパワーダウンしているみたい。
これじゃあ、カッコがつかないね。
完璧な包囲壁は諦めたのか、センゴクはサカズキに次の指示を出した。
「流星火山!」
サカズキは空に向かって能力を使った。
放たれたマグマは1度上空へ消え、地上に落ちてきた。
マグマによって氷が溶けその影響で海水の温度は上がり、包囲壁からは大砲の嵐。
なすすべなく海賊達は餌食になっていく。
まるでインペルダウンの一部が目の前にあるみたいだった。