第2章 始まりの日
「は、はじめましてスカーレット大将!コビーと申します!」
まぁ、元気なこと
「これ?」
「そうじゃ!このコビーの面倒を見てやってほしい」
うわぁ…よりにもよってこんなへなちょこの面倒を見ろだ何て…。
「あー、コビー。私はスカーレット。えーっと、明日から面倒をみることになった。まぁ、よろしく」
「はい!お願いします!」
「はぁ、今日は厄日だ」
「そんなことを言わないでください。コビーはなかなか骨のある海兵ですよ」
「あの子のこと知ってるの?」
「ええ、ガープ中将が彼を訓練してあのを一回だけ見たこと後あるんです。」
あの時の彼は何度も倒れるがその度にガープに突っかかっていったと。
スザクが他人を褒めるなんて…
「コビーか…」
少し明日が楽しみになった。
…なんて思った昨日の私を誰か殴ってくれ
私、スザク、コビーは本部にある訓練所を貸し切っている。
今日からいよいよコビーの訓練等の面倒をみることになったので、とりあえず実力を知ろうと少し手合わせをしていたのだが…
「君…隙が多すぎる」
しかも足腰が弱い!
これは思った以上に時間がかかるかな?
こういうときは…
「スザク!」
「なんですか?」
「用事を思い出した。コビーに基本を叩き込んでおいて」
「えっ!ちょっ!大将⁉︎」
私はスザクの言葉を無視して部屋に逃げた。
「えっと…」
「はぁ…」
残された2人は困惑を隠せなかった。