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ONE PIECE 〜only story〜

第8章 エニエス・ロビー



「直すくらいなら、何故わざわざ突き破ったんですか⁉︎」

「そうやって入った方がカッコいいじゃろ!」

「そういう理由で壊さないでください!じゃあ、我々が直しますのであなたも手伝ってくださいね!」

「えぇ〜〜…いいよ」

…なんのコントをしているんだ?

「今のうちにスザクのとこに戻ろう」

結局ガープを含む数人の海兵で壁を直していく。

「…偉いんじゃねぇのか?お前の爺さん…」

「さぁ?仕事のことはよく知らね」

まぁ、そう言いたくなる気持ちはわかるよ。

「そういや、ルフィ。お前、親父にあったそうじゃな」

何かを思い出したように急に話を振っていく。

「親父?俺に父ちゃんなんていんのか?」

「なんじゃい、名乗り出やせんかったのか。ローグタウンで見送ったと言ってたぞ」

鼻ほじりながら話さないでよ。
もう…。

「ローグタウン…。あの街にルフィの親父がいたのか…」

「?、???」

どうやら麦わら本人はあんまりピンときていないようだ。

「俺の父ちゃんてどんなんだ?」

「興味ある…。ルフィのお父さん」

確かに、私も少し気になる。

「お前の父の名は“モンキー・D・ドラゴン”革命家じゃ」

あー、ドラゴンね。
へぇー、そうなんだ……って!

「「「えぇ〜〜!!!!」」」

外にいた海兵はパニックに陥った。
麦わらの一味も混乱しているみたい。

「まぁ、あの無鉄砲ぶりを見たら分からなくもないような…?」

サカズキあたりが知ったら、うるさいんだろうな…

仲間たちに実の父のことを聞き回る息子って…
どんだけ知らないんだろう、結構有名なのに。

「おい、ロビン」

ついにはニコ・ロビンに助けを求めた。

「…なんて言ったらいいのかしら。海賊は自分から政府や海軍を襲うことはないけれど、今、世界政府を直接倒そうとしている力があるの。それが“革命軍”その頂点に立つ男がドラゴンよ」

「今、世界中のいろんな国々でその思想が広がって王国に反乱を招き幾つもの国が倒れている」

ニコ・ロビンの後に続くように私が話す。

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