第8章 エニエス・ロビー
ズンズン敷地に入っていくガープだが、正面には行かず少し左にずれ壁をぶち破った。
「「「えぇ〜〜…」」」
この時ほど全員の気持ちが一致したことはないだろう。
「起きんかぁ!ルフィ!!」 ドカッ!
そのまま麦わらのルフィを殴った。
うわぁ…痛そう…。
ガープの拳骨ってすっごく痛いんだよね。
「いってぇ!何すんだよ!じいちゃん!!」
「「「じいちゃん⁉︎」」」
どうやら一味はガープが祖父だとは知らなかったみたい。
そして、どんどん明らかにされていく麦わらのルフィの生命力の根源。
…よく今まで生きていたな。
「そうじゃ、お前に合わせたいやつらがおるんじゃ。
おい、お前ら!」
コビーとヘルメットが前に出てくる。
「誰だ?」
「なに、すぐに分かるさ。ちょっとこいつらと手合わせをしてくれんかの?ロロノアも手合わせをしてやってくれ」
ふぅーん、成る程ね。
コビーの成長ぶりが見れるなぁ〜
あれからどのくらい強くなったんだろうか?
「剃!!」 シュバッ!!
「へぇ…」
以前見た時よりも確実にスピードが上がっている。
きっと、あれからまた特訓してたんだろうな…
一方ヘルメットはというと
「へぇ、ククリ刀か。珍しいのを使ってやがる」
ロロノア・ゾロに苦戦しているようだ。
けど、筋は悪くない。
ちょっと無駄な動きがあるかな?
勝負はすぐに着いた。
結果は麦わらのルフィとロロノア・ゾロの勝利だった。
そこから雑談が始まる。
どうやら、コビーと麦わら達は知り合いのようだった。
「にしても、コビー強くなったな!」
「本当ですか⁉︎ありがとうございます!実はある人たちに訓練をつけてもらっていたんです。その人たちがいなかったらきっと僕はここまで来れなかった…」
へぇ、嬉しいこと言ってくれるな〜
ちょっと、恥ずかいしけど。
「さて、おしゃべりもここまでていいじゃろ」
楽しそうに会話をしていたのにガープが仲裁に入った。