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ONE PIECE 〜only story〜

第8章 エニエス・ロビー



3人で談笑していると金髪ロングがやってきた。

「あ、ヘルメッポさん」

ん…?ヘルメット?

随分変わった名前だな…

2人で話し込み始めたので私とスザクはこっそりと離れる。

「なんか、他人の船って新鮮だね」

まぁ、ガープの船なんだけどね。

「あまり自分以外の船に乗ることがないですからね」

麦わらのルフィか…

「こんなにすぐ会うことになるとはね」

「思いっきり自分が大将だって言っちゃいましたからね」

「それを言わないでよ」

こんなに早い再開だなんて普通思わないよ。

ゔゔ〜と唸りながら頭を抱える。

本来なら、文字通り飛んで逃げるんだけど、相手がガープだから後が怖い。

「…ほら、これでも食べて元気を出してください」

スザクから差し出されたものは大きめのチョコーレトだった。

「わぁ!ありがと〜!!」

私は迷わずチョコを口の中に入れる。

「けど、珍しいね。スザクがお菓子を持ってるなんて」

「…別に」

少し耳を赤くして照れていた。

だからツンデレなんだよ。

言ったらまた蹴られるだろうから言わないけどね!

「スカーレット大将、スザク中将!間も無くウォーターセブンへと到着します」

「もう?思ってたより早いな」

「とりあえず、ガープ中将のところへ行きましょう」





「随分早くついたんだね」

「うまいこと海流に乗れたようでのう。予定より早くついたんじゃ」

なんでこんな時に限って…

あー、胃が痛い。

いよいよ、港に着いてしまった。

「麦わらの一味の居場所は知ってるの?」

「あぁ、一足先に着いたやつが見つけておる。ほら、行くぞ!」

久しぶりに孫に会えるせいなのか、ガープは何となくウキウキしながら足を進めていく。

ガープの後をついていくと、1つの民宿?宿のような建物についた。

「ここに、麦わらの一味がおるじゃろう」

「い、いえ!ここはガレーラの方達の休憩所となっておりますので海賊なんて…うわぁ!!」

あーあ、可哀想に無理やり突破されちゃったよ。

私は麦わらのルフィに会う前にこっそりとスザクの後ろに隠れた。


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