第8章 エニエス・ロビー
「逃げられちゃったね」
「そうだな」
麦わらを追おうとする軍艦が近くへやってくる。
「い、いらしていはとは!」
「まだ追いますので!このままでは終われないっ!」
と、スカーレットと青キジに意気込む海兵たち。
「もういい。
この艦隊と島を見れば一目瞭然…
この一件は、我々の完敗だ」
青キジの言葉に海兵たちは黙る。
「ほら、君たちは片付けをしな。まだ燃えているんだから」
スカーレットは未だ燃え続けている島を見る。
「「「は、はいっ!」」」
軍艦は2人から離れていく。
「さて、私も戻るね」
「はいよ」
スカーレットは待たせてあったスザクたちの元へ戻った。
「全く…。お前がいながら麦わらたちを取り逃がすなんて」
「ごめんね…センゴク…」
少し悲しそうな顔をするスカーレット。
しかし、内心は
嘘だよ、バーカ!!!!
と、暴言を吐いていた。
「…まぁ、今回はいいだろう。下がりなさい」
やっとセンゴクから解放された。
「あーもーっ!今回も疲れた疲れたー!!」
「あなたは飛び回っていただけでしょう!」
…スザクって将来ハゲるんじゃないかな?
今だって結構ストレス溜まってそうだし。
って言ったら「誰のせいだと思ってるんですか!」って言いそうだから心の中に収めておく。
「おおっ!スカーレット、帰ったか」
「うげぇ…」
目の前からガープがやってきた。
「今からウォーターセブンに行くぞ」
「え?なんで??」
「ルフィに会いに行くんじゃ!」
ルフィ…?
ルフィってあの麦わら。
そういえばガープの孫だったな…
「嫌だ」
「ままぁ、そう言わずほれ!スザクも行くぞ!」
無理やりガープの船に乗せられた…orz
すると、懐かしのピンク頭が目に入る。
「コビー?」
「!。スカーレット大将!!」
おぉ…
なんだか急激に成長している。
「コビー、元気だったか?」
「はい!スザクさんもお元気でしたか?」