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ONE PIECE 〜only story〜

第8章 エニエス・ロビー



チラッと私を見るクザン。

「何?私のせいじゃないよ?…クザンが黙っててくれたらの話なんだけどね」

とウィンクをした。

「やれやれ、困ったお姫様だこと」

「やめてよ、お姫様なんてガラじゃない」

再び私は目を閉じギロギロの能力を発動する。

ちょうど、ロブ・ルッチと麦わらのルフィの戦いが終わった後だった。

『何をしてんだよ!ルフィ!!早くこっちに来いよ!』

『…無理だ。…もう、体が…動か…ねぇ…』

どうやらロブ・ルッチとの戦いで動くことが出来ないようだ。

『くそぉっ!!どうすればいいんだよ!何か、何かないか………あれはっ!』

一味の1人が何かに気づいたようだ。
あれ?この人もしかして変人仮面?

『おい!ロビン!ルフィを海に落とせるか⁉︎』

変人仮面と思われる人物が、ニコ・ロビンに麦わらのルフィを海に落とせといった?

麦わらのルフィって能力者だよね?

仲間を見捨てるつもり?

さっきまで気に入っていた麦わら海賊団に対して“軽蔑”という文字が出てくる。

『ちょっと!何を言ってるの⁉︎海に落とすなんて出来るわけがないでしょう⁉︎』

『大丈夫だ!俺たちにはまだ仲間がいるだろう!下を…下を見ろ!』

言われた通り一味の1人のタヌキ?が下を見る。

『下で何か見えた⁉︎チョッパー!』

『見えだぁぁぁ!!』

まるで何かに気づいた麦わらの一味。

『シエンフルール、“デルフィニウム”!!』

麦わらのルフィはニコ・ロビンが咲かせた手によって海へ近づいていく。

『海へ!』

『メリー号に乗り込めぇ!!』

麦わらの一味が海に落ちていく。

『メリー!!!』

一味が落ちて行った先には一隻の船がいた。

旗には、麦わら帽子を被ったジョリー・ロジャーがある。

「逃げ切れるかな?」

…?
海の様子が少しおかしい。

スカーレットは周りを確認すると正義の門が閉まり始めていた。

「海が乱れ始めている。これじゃあ、海軍は手も足も出ないね」

見事、渦潮を掴んだのか麦わら海賊団はエニエス・ロビーから脱出した。

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