• テキストサイズ

ONE PIECE 〜only story〜

第8章 エニエス・ロビー



必死に逃げていたがふと何かが聞こえ後ろを向く。

すると、バズーカが恐ろしいスピードでロビンの方に迫ってきているのがわかった。


っ!!当たるっ!!!!


ドーン!!!!

爆発と共に強い風が吹いた。

『『ロビン(ちゃん)!!』』

『当たったか⁉︎』

モクモクと煙が上がる中、ロビンの生存を確かめようとするスパンダム。

煙が晴れるとロビンが無傷でいた。

『む、無傷だ!すげーぞ、ロビーン!』

『よかった、ロビンちゃーん!』

なぜ…?

ロビンは疑問を持った。
あんなにタイミングよく風が吹くはずかないと

この時、誰も知らなかった。
強く吹いた風は故意で起こされたことに。




「はぁ…大将…」

「へへっ…。これは内緒ね」

そう、ロビンを助けた風はスカーレットによって起こされたものだった。

「流石に、あのスパンダムのやることは気分がいいことじゃないしね。…ん?」

ふと、何かに気づいたかのように海の方に顔を向けるスカーレット。

「…どうしましたか?」

「ちょっと、行ってくるよ」

「どちらへ?」

「あいつがきてるから声をかけてくる!」

そう言うと、ふっ、と飛んで行ってしまった。

「仕方ない、何がきてもすぐに対処できるよう、警戒を続けろ」

大将が居なくなってしまったので代わりにスザクが指揮をとることとなった。









「あちゃ〜、やってくれるねぇ…」

海の上で1人自転車に跨り炎が立ち上るエニエス・ロビーを眺めている男の姿があった。

「やぁ、クザン」

「レティ、来てたのか」

「まぁ…ね」

スカーレットはクザンの隣で浮いている。

「そういえば、麦わらのルフィ気に入ったよ。思っていたよりも逞しかったからね。
一味も結構骨があるよ」

「へぇ、意外だな。レティがこんな短期間で気にいるなんて」

「ふっ。目がさ、本物だったんだ。」

何かを思い出すようにスカーレットはふと遠くを見ていた。

「そういえば、スパンダム長官が撃ったバズーカは確実にニコ・ロビン当たっていたはずなのに風が吹いたんだとさ、照準をずらすほどの風が」

/ 127ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp