第8章 エニエス・ロビー
「ぷっ、あはははっ!」
「何を笑ってるんですか⁉︎一大事ですよ!」
この騒ぎに顔色を変えるスザク。
「あー、面白い人たち。仲間を守るためなら世界を敵に回すか…」
これから先、どう成長していくか楽しみだなぁ〜
「よし、一旦軍艦に戻るよ」
「分かりました」
司法の塔で麦わら達とCPの激しい戦いが起きている中私たちは戻った。
「大将、中将、おかえりなさい!」
おぉ…どうした?元気な海兵たち…。
「とりあえず、本艦は待機。ニコ・ロビンをインペルダウンへ連行するときの護送船となる。緊張が続くだろうから、今のうちに軽く休んでおくよう」
「「「はっ!」」」
あー。
なんか眠たくなってきた…。
「スザクー、疲れたから少し寝るね。何かあったら起こして〜」
返事を聞かずに私はすぐに眠りに入った。
「…!…将!…大将っ!!」
はっと目が覚めた。
「うえっ?何??」
「大将、青キジの権限によりバスターコールが発令されました」
大将青キジの権限なんて嘘。
青キジがそんな命令するわけない。
「…スパンダムか」
どうせ、奴がやらかしたんだろうな…
「仕方ない、バスターコールががかかってしまったら私達がやることは1つだよ」
ここまでかな、麦わらの一味。
私は目を閉じてギロギロの実の能力を発動する。
私の目の裏にはニコ・ロビンが逃げるのが映った。
『長官!ニコ・ロビンが逃げます!』
『バカ野郎!絶対に逃がすな!怪我をさせない程度に撃て!』
『え…えぇ⁉︎』
どうやら、ニコ・ロビン手錠をつけたまま隙を見て逃げ出したようだ。
後ろにはらスパンダムの命令で銃を構えた海兵がいた。
『はぁはぁ…』
逃げるロビンを後ろから
『貸せ!』
スパンダムが海兵から小さなバズーカを奪い取った。
『いけ!当たりやがれ!』
バズーカのトリガーを引いた。
『長官!当たったらダメなのでは⁉︎』
『はっ!!そうだった!おいニコ・ロビンれ避けやがれ!!』
『そんな無茶な!』