• テキストサイズ

ONE PIECE 〜only story〜

第8章 エニエス・ロビー



「んー、何処にいるかな?」

「知るわけないでしょう!」

おお…大分イライラしていらっしゃる。

「もー、そんなに怒んないでよ〜」

「怒りますよ!何も言わずいきなり連れ出して…貴方は大将なんですよ!」

む〜、大将、大将って…。

「別にいいじゃん、大将に頼ってたら海兵が自立できないもん」

いつまでも上司に頼ってたら自立しない人間ばっかになっちゃうしね!

すると目の前でドカーン!と大きな爆発が起きた。

「あそこにいるかな?」

スピードを上げて降り立った。

「うーん、いないっぽい?」

「そんな簡単に見つけられるわけないでしょう」

ドカーン!と後ろから再び爆発が起こる。

爆煙の中から1人の男がでてきた。

「うわぁ!あぶねぇ!うーん、ロビンのいるところは何処だ?」

麦わら帽子をかぶった男…

そう、私が探していた麦わらのルフィだった。

「げえっ!海軍⁉︎こんなところにもいたのか、くそぉっ!」

こぶしを構えてくる。

「ぷっ、あははははっ!君が“麦わらのルフィ”?」

「そうだ!」

思っていたよりも若い青年って感じ

悪く言えば子供っぽい?

「ひとつ聞くけど、君はここがどんなところか知ってる?」

「なんだ?お前」

「ここはエニエス・ロビー。世界の中枢となる場所。何十ヶ国の国と地域が加盟している。ここを襲えば君達はきっとここから出られなくなる」

それでも?

麦わらはただ真っ直ぐに私の目を見る。

「関係ねぇ!仲間を奪われたんだ、俺はただ取り返すだけだ!」

「もし、全員ここでいなくなってしまっても?」

「大丈夫だ!あいつらは強いんだ!ロビンをすぐ取り返して全員でここを出るんだ!」

…限りなく仲間を信じてる。

これから先、麦わらは絶対に強くなる。

「ふっ…面白い」

私は人差し指をフッと払った。

すると、麦わら帽子が浮き、進んでいった。

「うわぁ!なんだなんだ⁉︎」

「この帽子についていきなさい。ニコ・ロビンのいる塔へ辿り着ける」

「本当か⁉︎お前、いい奴だな!ありがとう!!」

そう言い残すと麦わらは走り去っていく。
/ 127ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp