第7章 マリージョア
メモメモの実なんて作ったのは政府なのに、バカな人たち。
「で、どうだった?成果は出たのか」
「随分、その海兵のことが気になるんだね」
「それもそうだろう。なんたってレティが1人の海兵を見るなんて珍しいからな」
「そうだね。まぁ、十分に素質がある子だったよ。きっと近い将来大佐あたりになるんじゃない?」
「ほぉ、それは楽しみだな」
…しかし、和菓子も好きだけどこんなに多いのは流石にしんどいかな?
袋に包んでもらって持って帰るっていうのもありかな?
それか、スザクに持って帰ったら食べるかな?
「ん?これは柚子?」
「あぁ、それは柚餅子(ゆべし)と言われる和菓子だよ。特別に取り寄せたんだ、美味しいだろう?」
「うん。これは美味しいね」
「そうだろう。ほら、こっちは梅昆布茶だ」
「それはワノ国から取り寄せたものだ」
どこから取り寄せたかは別にいいから早く解放してくれないかな?
「へぇ、結構おいしいね」
「そうだろうそうだろう。わしらも最近気に入っててな、レティには是非飲ましてやろうと思ってたんだ」
「ヘェ〜」
あぁ、ココア飲みたい。
梅昆布茶もいけるけどココアを飲みたいっ!
「スザクは元気か?」
「スザクは…まぁ、元気かな?」
元気がありすぎて困ってますなんて言えない。
最近怒られてばっかりだからなぁ〜〜
「まぁ、あまりスザクを困らせないようにな」
「はいはい」
困らせてるつもりなんてないんだけどな〜
(十分困らされています!byスザク)
それからしばらく長話に付き合わされたスカーレットだった。