第7章 マリージョア
「ただいま〜」
「おかえりなさいませ、どうでしたか?」
「疲れた」
キッパリと言うスカーレットにスザクは苦笑いをするしかなかった。
「そうだ、この間貰ってきたパイナップルをゼリーにしてみたのですが食べますか?」
「ゼリー⁉︎食べる!!」
ここだけの話、実はたまにスザクがお菓子を作ってくれるんだけどこれがまた絶品!
これが本当に美味しいんだから!!!
「どうぞ」
コトンと机の上に置かれたのはスザクお手製ゼリー。
パイナップルの黄色が見事に出てて美味しそう。
じゅるり。
「いただきまぁ〜す!……うーん!美味しい!」
「それは何よりです」
ドサッとスザクは向かいのソファに座る。
「で、この後どうするんですか?」
「うーん、そうだなぁ…。本部にいてもやることないし、また海に行くって言ったら怒る?」
一応、前回のことを反省しているので今回は疑問系にしてみる。
「はぁ、そう言うと思っていたので準備はしてあります。しかし!長旅で海兵も疲れているので出航は明日の朝です」
「明日か…よし、それまでお菓子を食べて寝よ「駄目です」なんで?」
「あなたらここ最近何をしていましたか?」
何をしてたかって…
新世界行ったりシャンクスや白ひげにあったりコビーの面倒を見てたり…
「あなたがいろんなところへ飛び待っている間書類や報告書が溜まっています。明日の出航までに終わらせてください」
バンと大量の書類が目の前に置かれる。
「悪夢…」
勿論、徹夜で仕上げました(キラッ
「すまん、スカーレットを見てないか?少し、頼みごとがあるんだが…」
「スカーレット大将なら、今朝早く出航なされました」
「一足遅かったか…」
頭を抱えたセンゴクであった。