第7章 マリージョア
今にもドンパチ始めそうな私達に釘を刺したのは意外な人物だった。
「何をしているんだ?」
部屋の中に入ってきたのは
「鷹の目⁉︎」
最上大業物の一つである黒刀「夜」を背にやってきたのは“王下七武海”ジュラキュール・ミホーク
「へぇ、一番意外な男がきたね」
「俺はただの傍観希望だ。今回の議題になる海賊に興味があってな…」
海賊?
まぁ、七武海を決めるんだから海賊なんだけど、鷹の目が興味を持つほどの海賊って??
「ならば、私傍観希望ということでよろしいでしょうか?」
声がした方に視線を向けるとシルクハットに杖というなんとも怪しい男がいた。
「誰?」
「ふふっ、私はラフィット。今日、私はある男を推薦したくここへ来たのです。
その男の名は“ティーチ” 我らが“黒ひげ海賊団”以後お見知りおき願います」
“ティーチ”その男の名に聞き覚えがあった。
そう、エースが追っていた男の名前だった。
“計画を立てているので少々時間を頂きたい”
ラフィットはそう言い残して去っていった。
「フフッ、フフフフッ!!面白ぇ!やらせてみろよセンゴク!」
「うーむ」
「やめておいた方がいいと思うけど…」
「レティは反対か?フフフフッ」
相変わらず腹の立つ男…。
私は飴を取り出したが一瞬に噛み砕いた。
「何故お前はそう思う?」
じっと鷹の目がこちらを見てくる。
「…別にただ何か嫌な予感がする。それだけだよ。センゴク…」
「何だ?」
「私は反対した。けど、それでもあいつを“王下七武海”にしてても、私は従うよ。これでも一応海軍大将だからね。じゃあ、おじいちゃん達のところへ行ってくる」
私は部屋から出て行く。
「フフフッ!あの目だ!俺が欲しいのは。いつか必ず手に入れてやるぜ」
「俺も帰らせてもらう」
スカーレットの後を追うようにドフラミンゴ、ミホークは出て行った。