第7章 マリージョア
部屋の前に着いたかと思えば、ノックもせずに入っていくスカーレット。
「おじゃま、センゴク。え?呼んでないって?あー、間違っちゃった、ごめんね〜〜 。じゃあ帰るねぇ〜」
「まて!勝手に自己完結して帰るな!」
ちぇっ、うまくいくと思ったのに…。
(そんなわけないでしょうbyスザク)
「で、用件は?」
「今から聖地マリージョアへ行って、つい先日“王下七武海”を剥奪されたクロコダイルの代わりを決める」
聖地マリージョアって、おじいさん達(五老星)がいるじゃん…。
「え?なんで私が行くの??」
普通いらなくない?え?なんでなんで??
「会議が終わったら、五老星がお前に会いたいと…」
はい、呼び出しでした〜。
めんどくさっ
「えー、おじいちゃん達お菓子は出してくれるからいいけど、話が長いから嫌だなぁ〜」
「おじいちゃんじゃないっ!五老星だ!!全く。とにかくわしと今から一緒に行くぞ」
「今から⁉︎一緒に⁉︎」
センゴクと一緒…
お菓子が食べれない…。
「嫌っ!」
「これは決定事項だ。スザクにも言ってある。行くぞ」
「いーやー!!スザク〜、裏切ったなぁ〜〜!!」
センゴクに首根っこ掴まれてズルズルと引きずられていった。
ー聖地マリージョアー
あぁ…センゴクと一緒に並んで歩くなんて…。
吐き気が…うぷっ…
「スカーレット、今失礼なことを思っていただろう」
「いえ、滅相もございません」
2人仲良く会場を目指すと、ドフラミンゴが暴れていた。
「やぁ、ドフラミンゴ。相変わらずだね、君は」
「フフフフッ、レティじゃねぇか。珍しいな、こんなところまで来るなんて…」
とか言いながらさりげなく肩を抱き寄せてくる。
…きもい
「別に、好きでここに来たわけじゃない」
バッと肩に置かれてあった手を振り払う。
「つれねぇじゃねぇか、俺とお前の中だろう?」
「君と仲良くなったつもりはないよ」