第6章 麦わらの一味
「政府はまだお前達を軽視しているだろうが、細かく素性を探っていくと骨のある一味だ。この先さらなる成長を遂げて後々面倒なことになるだろう。それに…」
ニコ・ロビンがいた組織はロビン以外は全て潰れていると語る。
「厄介な女を抱え込んだと後悔する日もそう遠くないさ」
「何が言いたいの⁉︎私を捕まえたいのならばそうすればいいっ!!“トレインタフルール”!!」
青キジにロビンの手が咲き粉々にされた青キジだが、すぐに元に戻りロビンに抱きついた。
青キジに触れられたロビンは全身が凍り、青キジに攻撃を仕掛けたルフィ、ゾロ、サンジまでもが体の一部を凍らされた。
「お前ら、手ぇ出すな!!こいつとは一騎打ちでやりてぇ!」
ルフィは青キジと対峙した。
「この勝負、俺とお前で決着をつけよう!」
青キジの前には氷漬けにされてしまったルフィの姿があった。
「参ったな…。一騎打ちを受けてしまったからにはこの勝負俺の勝ちでそれまで…。
他の仲間に手を出せばヤボは俺だな」
今から追いかけることはできねぇな…と凍ったルフィを見る。
今頃、麦わらの一味は船に戻り凍った部分を溶かしているのだろう。
「これだけは言っておくぞ。この先、お前達はあの女を…ニコ・ロビンを必ず持て余す。お前達は背負いきれなくなる」
青キジはルフィに背を向ける。
置いてあった背中に“正義”と書いてあるコートを羽織り自転車にまたぐ。
「ここからだと次は“ウォーターセブン”か…。だいぶ本部に近づいているじゃない」
海の一部を凍らせながらその上を自転車で走る。
「もし、あいつらがレティに会った時、今のままじゃきっと捕まるな」
きっと今の状態だと気にはなるが気に入るまではいかないだろう。
「まぁ、頑張ってちょうだいな」
そう一言残し青キジは本部へと戻っていった。
いよいよ本部に戻ってきた。
「さて、行きますか」
コビーとともにガープの元へと向かった。