第6章 麦わらの一味
しかし…
「ちょっ!ちょっとまって!!さっき“4人”って言ってたわよね?あとの1人は?」
3人の大将の話は聞いたがあと1人の話を聞けずに気になったナミはウソップの言葉を無視してロビンに問う。
「あと1人は史上最年少で大将までのぼりつめた少女よ!!」
しん…と静まる空間。
「しょ…、少女?」
「…私も姿を見たことは1度もないの。情報も全然なくて、わずかな情報で入ってきたのは“19歳の少女が大将になった” ただそれだけ」
「「「「じゅっ!19歳〜〜⁉︎⁉︎」」」」
予想外すぎふ年齢に誰もが驚く。
「19歳って…ゾロやサンジくんと同じ年齢で海軍大将だなんて…」
とても信じられないと言いたげなナミ。
「まさか、こんなところでレティの話を聞くとはな…」
と青キジが呟く。
「レティ?」
そいつは誰だ?とルフィは一味の方を見る。
「俺たち大将の中で1番の変わり者さ。甘いものには目がなくて気に入った海賊を見逃してしまうという不思議な子でねぇ…」
「か、海賊を逃す?大将なのにか?」
それは本当に大将なのか?と思わず疑問を持ってしまう麦わらの一味。
「まぁ、レティを怒らせないようにしてくれればそれでいいよ」
「もし…俺たちが怒らせたらどうなるんだ?」
恐る恐る聞くウソップに目を向ける青キジ。
「まぁ…そうだな。お前達はみんな仲良く海の藻屑となるだろうね」
フッと目を細める青キジに一味は背筋が凍るのがわかった。
「そんなに気にするな。レティの話はお前達にはまだ早すぎる。俺がここへ来たのはニコ・ロビンとお前を見るためだ」
とロビンからルフィにへと視線を移す。
「…やっぱり、お前らここで消えとくか」
「「つっ!!」」