第3章 気分屋
「エースがティーチを追っているのを聞いてな、そのことについて話していたんだが、お前は知ってるか?エースのこと」
「うん。カカオ島に行く前、ちょうどエースにあったから」
「そうか…。スカーレット、今度でもいい白ひげにあってエースのことをどうにか説得してくれないか?」
シャンクスが頼るなんて珍しい…
「いいよ。私も何か嫌な予感がするしね」
「頼んだ。…さてと、スカーレット俺の仲間にならないか?」
「…は?」
え、なんで?
今の話の流れからしてもおかしいでしょ。
てゆーか、シャンクスの仲間なんて
「絶対に嫌!!」
私は荷物を持ってシャンクスの船を後にした。
「振られたなお頭」
「なーに、また次にあったときに誘うさ」
そんな会話をしていたなんて私は全く知らなかった。
「ただいまー」
「お帰りなさい、大将」
甲板に着くとスザクが仁王立ちして待っていた。
え?なんで??
「スザク…私何かした…?」
え?実は書類が終わってなかったとか?
いやいや、ちゃんと全部終わらせたのを覚えているし…。
「帰ってくるのが遅いです。しかも、さっき何故か赤髪から連絡が入ってきましたよ?伝言を承ってます『次にあったら今度こそ仲間になれ』と」
え…まじ…?
わざわざ連絡してきたの?
暇人?←
「いいですか?あなたがどこへ行こうと何をしようとやるべきことさえやってくだされば俺は何も言いません。しかし…」
ごくり…
つ、次の言葉が怖い。
「帰りが遅くなるなら連絡ぐらいしてください!!」
えええ〜!!!
そっち〜〜⁉︎
意外すぎて逆にこっちがびっくりだよ、うん。
「あ、そうだ。明日こそはコビーを見てあげてくださいね」
「え?無理」 スパッ
ピキッとスザクが固まった。
「なぜ?」 ピキピキ
おおっ!こわいこわい
「明日は白ひげのところへ行ってくるよ」
「はぁっ⁉︎なんでまた白ひげのところなんかに?」
「今日色々あってね。まぁ、帰ってきてからコビーを見るしいいでしょ?」
「構いませんけど…白ひげのところに行くならお酒を準備しておくのでちゃんと持って行ってくださいね」
おおっ!
流石スザク!!
「よろしくね。あと、パイナップル10個おまけでもらったんだ。冷蔵庫に入れておいてね」
「分かりました。10個って多くないか?」