第4章 二人のカタチ
一松side
イったばかりで怠い腰をグイッと高く持ち上げられた。
天井をバックに萎えた自身とカラ松の顔が重なる。
「ちょっと、ヤダ!こんな体制っ」
「何故だ?お互いの顔と一松の可愛いペニス、何をされてるかもよく見えるぞ?」
俺は近くにある服をとっさに掴み顔を覆った。
こんな光景見ていられるはずがない。
イったばかりでバクバクとうるさい心臓を鎮めようと大きく息をする。
すると心地よい香りが鼻を通った。
・・・カラ松の匂い
そう思った瞬間自身が再び熱を帯びる。
「一松、また勃起したぞ?何に興奮したんだ?」
「う、うるさい!」
部屋に俺の上擦って籠った声が響く。
「ちゃんと言わないならお仕置きしなきゃな」
「え!?」
じわっと俺の蕾を生暖かいモノが濡らす。
そしてしわを優しくなぞられた。
「まって、そんな・・・汚いっ!」
「汚くなんかないさ、何なら・・・」
又に顔を埋められたのが分かった。
俺は恐る恐る顔を覆った服から目だけを出す。
「あんっ、な・・・何してんだよ!」
カラ松は視線だけをこちらに向けてニヤッと笑いながら俺の蕾に舌を捩じ入れる。
「いあうあいひゃ?(痛くないか?)」
「そのまま喋るなっ!んんっ!」
悪態ついても口を開けば喘ぎ声が漏れてしまう。
感じているのなんかバレバレだった。
その度にカラ松の表情は嬉々としたものになっていく。
恥ずかしいという思いとは裏腹にその表情が嬉しくて興奮した
興奮は俺の感度を上げる。
舌を抜かれものほしそうに自分が引くついているのが分かった。
カラ松も我慢できないのか焦らすことなく指を捩じ込む。
俺の中をうごめく太い指。
初めての感覚に眉を寄せた。
「どうだ?」
「うん・・・気持ち悪い、変な感じっは・・・」
「痛くないならよかった。ちゃんとゆっくり息してろよ?」
コクリと頷くのを確認して何かを探るように指をゆっくりぐるぐると動かしだした。
カラ松の指がある一点を通った時ぞわぞわっとこれまでと違う感覚が襲う。
「ふぅんっんん!!」
「ここか・・・」
今度はそこばかりを重点的にぐりぐりと刺激される。
わからないことだらけで不安が込み上げた。
「カラ松・・・そこ何?・・・なんか、やだぁ・・・」
「大丈夫だ、気持ちよくなるから待ってろ?」
カラ松の優しい表情に俺は少し安心する。
「うん・・・して」