• テキストサイズ

【おそ松さん】色松恋物語(BL長編)

第17章 初めてのクリスマス(クリスマス)


飾り付けが終わったと同時に玄関の開く音がする。


「ただいま。あら、とってもいい匂いじゃない!」
「ニート達がどんな夕飯を作ったのか楽しみだな、母さん」


ダディーとマミーの足音が居間の前で止まる。
二人は口をあんぐりと開けて炬燵の上の食事は勿論、居間全体を見渡した。


「こりゃ驚いた・・・」

そう呟くダディーの横でマミーは涙を拭っている。

そんな二人をチョロ松とトド松が台所にある、二人のクリスマスディナーが並ぶテーブルへと案内する。

俺もそこで初めて台所のテーブルに目をやった。
テーブルの上には小さなプレゼントが二つ並んでいる。

これにはダディーも涙を流しているようだった。

そこで再び玄関の開く音がして、おそ松の声が帰宅を告げる。

俺達も炬燵を囲み、おそ松を迎え入れて、チョロ松とトド松に渡されたクラッカーを構えた。




「メリークリスマーーーーーーーース!!!」


重なり合う家族全員の声にクラッカーの小気味良い音とカラフルなリボンが花を添えた。









/ 342ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp