第12章 何度でも(モブサイコ編)
信じてもらえてたことが嬉しいのかはにかむチョロ松兄さんの横で呆れた顔をするトッティー。
「もしかして、別れようって言ったカラ松兄さんが泣いてたのは本当は別れたくなかったから!?」
「うん、たぶんそう!もう、俺、あの時アバラ逝っちゃうかと思ったよ」
そう言って思い出し笑いして腹を抱えるおそ松兄さんにいつの間にかトッティーと同じく呆れた顔をしているチョロ松兄さんが問う。
「っていうかさー、生まれ変わるって何!?」
「俺にもよくわかんねぇけど、後先考えないカラ松は今日死ぬんだって。で、生まれ変わって・・・ぶはっ!!!あ~、もうダメ!アバラ逝った!」
そう言って畳をバシバシと叩くおそ松兄さん。
うん、もういいよとげっそりした顔をするチョロ松兄さんとトッティー。
「何はともあれめでたしめでたしでんな!」
「そだな」
「ホント、世話が焼けるよ~」
「銭湯行こー」
その晩、僕は夢を見た。
過去の一松兄さんの夢。
今まではいつも悲しい顔をした兄さん達だった。
でも、今日見た夢の一松兄さん達は皆幸せそうだった・・・